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第16回 トムの会 SSTについて
2010 / 05 / 27 ( Thu )
更新が遅れておりました。先日5月14日(金)に第16回トムの会が開かれました。今回はSST(ソーシャルスキルトレーニング)について、実技を通じて学習しました。

STTははロバート・リバーマンが開発した基本的なコミュニケーションスキルの訓練法です。
SSTの対象となるのは、統合失調症・広汎性発達障害・社会不安障害・LD・ADHDなど、コミュニケーション技術に課題がある場合が中心です。また学級経営や友人関係の構築、いじめの予防と解決にも効果的です。

前回のトムの会では、エンカウンターについて取り上げました。エンカウンターはシェアリングという、活動の中でどのように感じたのかを話し合う時間があります。そのため高学年くらいにならないと活動として難しさが出てきます。
またアスペルガー等、相手の気持ちを推し量ることが苦手なお子さんの場合も、シェアリングは難しいものです。

SSTは「相手にどのように話しかければよいか、その方法」「相手と話す時の距離はどれくらいがよいか」など、どのように行動すればよいか、その「方法」について学ぶ活動なので、低学年やアスぺルガーのお子さんでもできます。

ただ単に「相手と話しかける時は、相手の顔を見て、1mくらい離れて…」など、方法論だけを学習しても、つまらないものです。ゲーム化することで、子どもたちの興味関心を引き出し、楽しみながらSSTができるよう工夫されています。

SSTの活動の流れ
①インストラクション(絵や言葉による指示)
②モデリング(よい事例と悪い事例)
③リハーサル(練習)
④フィードバック(評価)
⑤定着化(ホームワークと般化)

必ずよい例と悪い例を示して、やり方を明確にすることがSSTの特徴です。
しかしフィードバックや定着化に難しさを抱える技法です。日々の生活の中で意識的にSSTの般化がなされないと、SSTが単なるイベントで終わる可能性があります。


実技研修の内容(活動1つ1つにインストラクション~定着化まで行います)
①車座になって自己紹介 
  「○○くんの隣の、△△です」「「○○くんの隣の△△さんの隣の、××です」と名前を増やしていく。
②協力ネームパス
  受け手の顔を見て名前を呼んでから、人形をパスする。
  あいさつのSSTになる。慣れてきたら、アイコンタクトだけでやってみる。
③いっしょに遊ぼうゲーム
  2チーム対抗戦
  友だちを誘うSSTをゲーム化したもの
  名前の書かれたくじを引いて、相手チームの名前を引いたら、
  その人の前に行って、「○○さん、いっしょに遊びましょう」と誘って、手をつないで自分のチームに連れて来る。
  これを2チームで交互に繰り返す。くじ付きはないちもんめ、といった感じ。
④お助け鬼ごっこ
  氷鬼で名刺を使う。助ける時のタッチの代わりに、自分の名刺を手渡す。
  そうすると、後で助けてくれた人が分かるので、名刺を返す時に「助けてくれてありがとう!」とお礼の言葉のS  STになる。
  研修ではジャンケンをして、勝ったら名刺をあげた。
  名刺を返却する時に「ジャンケンをしてくれて、ありがとうございました」とお礼を言うようにした。
⑤5人ジャンケン
  5人に勝てたら座る
  これは必ず勝てない人が出てくる「仲間外れゲーム」。
  5人に勝てなくて困っている人がいる。
  その時に終わった人が「じゃあ、僕がじゃんけんしてあげるよ!」と助け船をだすSSTになる。
⑥インタビューゲーム
  上手な話の聴き方のSST
  引いた質問カードを元にインタビューする。
  答えたくないカードはあらかじめ外していい。
  カードには「もし100万円あったら」「もし好きな動物になったら」「もしどこでもドアがあったら」「もしスモールライトがあったら」
  などなど…
  「質問マニュアル」を用意しておくとインタビューがしやすい。「いつですか?」「どこでですか?」など…
  ※インタビュアーが、自分のイメージを伝えすぎないようにすること。沈黙も大事な「答え」です。
⑦無人島SOS
  自分の意見を言う・協力するSST
  リストの中から無人島に持っていくもの5つをグループで話し合う。
  リスト
  ・ペンとノート ・ライト(電池が20時間分) ・タオル(人数分) 
  ・水(一週間分) ・チョコ(500g) ・かさ(3本) ・毛布(人数分)
  ・マッチ(100本) ・ナイフ(2本) ・斧(2本) ・ラッパ(1本)
  ・なべ(1個) ・カメラ(フィルム残り20枚)
  ・携帯電話(電池があと20時間分) ・携帯ゲーム(電池があと20時間分)
  正解はない、オープンエンドの問題です。人それぞれ、考え方は異なり、研修でも様々な意見がぶつかり合いました。意外な発想をする人もいて、新たな個性に触れることもできる活動です。

SSTだけで1時間組むことはなかなか難しいでしょう。朝の会、帰りの会などの短時間で取り上げてみてはいかがでしょうか。
SSTはトラブル対応に効果を発します。思春期の男子が好きな女子とどのように接すればよいのかなど、人間関係や社会生活を潤滑に行えるようにSSTで指導できる内容は、とても多いです。

次回は6月11日(金)18:30~です。事例検討を行います。詳細はHP左肩をご覧ください。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。
  
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