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第20回 トムの会 事例検討
2010 / 09 / 20 ( Mon )
 2学期がスタートし、懇談会や中学校は運動会シーズン真っ只中にもかかわらず、15名の方にご参加いただきました。今回初参加の方も多く、保健センターの方も来てくださりました。トムの会の広がりを感じます。

 今回は事例検討会です。当時小学校6年生のA君について参加者で話し合いました。時間が短く、インシデントプロセス法で検討しましたが、グループ協議をはしょるなど、短縮して取組ました。インシデントプロセス法は以前の記事「事例検討で解決への一歩を」2010 / 04 / 06版で紹介しましたので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

 A君は小学校6年生でも、ひらがなが鏡文字になったり、掛け算でつまづいていたり、不器用さや足の遅さが目立ったりするなど、知的に低いお子さんでした。

 この事例に対してたくさんの手立てや意見が提案されました。特に意見として多かったのが、通常学級内の知的障害のお子さんは、行動に表出しやすい情緒系のお子さんに比べて重要視されにくいことについてです。情緒系のお子さんは、本人の困り感が担任や家庭の困り感と直結しやすい(授業中に大声を出す・立ち歩く・衝動的な行動を起こしてしまうなど)のですが、知的なお子さんは大人しいので看過されやすく本人の困り感に大人が注視せず卒業まで手立てのないまま進んでしまうケースは多いと思います。こうした知的なお子さんの事例を見逃すことなく大人が捉えることが必要です。

 また卒業後の進路を見据えるためにキャリア教育を発達段階に応じて指導してく必要があります。本人の「やりたい」「やってみたい」という気持ちはどんな辛いことにも打ち向かうことのできる生きる上で必要な重要なエネルギーです。そうしたエネルギーを育む視点が必要です。

 さて事例検討に入る前に様々な話題が投げかけられましたが、今年度から埼玉県の福祉部障害者福祉推進課が配布を始めた「サポート手帳」に話題が集まりました。これは母子手帳のように各家庭が我が子について記録を積み重ねていくものです。学齢期では所属校が作成した個別の教育支援計画(プランA)や個別の指導計画(プランB)を綴じ込んでいくことになります。乳幼児期~成人期まで一貫した支援ができるようにするための情報がオールインワンになった記録集です。しかしながら教育現場にサポート手帳が周知徹底されていないなど、福祉(厚生労働省管轄)と教育(文部科学省管轄)の連携が上手くいっていない問題が浮き彫りになりました。

 さて次回はトムの会事務局が参加する「日本LD学会 第19回大会」の報告となります。10月15日(金)18:30~第9会議室にてです。皆様のご参加、お待ちしております。
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22 : 36 : 22 | トムの会 報告 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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