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第23回 トムの会 報告
2010 / 12 / 12 ( Sun )
12月10日(金)いつもの浦和コムナーレ第11集会室にて、第23回トムの会が開かれました。学期末のご多用の中、16名の方々にご参加いただきました。毎回参加人数が15名程度と安定しており、トムの会の活動が軌道に乗っていると感じます。

さて、今回も事例検討です。中学校の相談員さんから事例提供がなされました。
インシデントプロセス法については、以前の記事をご覧ください。

中学1年生・女子Aさん。

8月の補習時期頃から不登校になる。
緘黙で、強い指導を受けると固まってしまい、半日中動けないこともある。
現在校内の相談室に登校できているが、他生徒の作品を隠したり、わざと相談員に意地悪をしたりする。
両親は共働きで家で一人で過ごすことが多く、曜日によって登校できない。親友に誘われて登校できる日も給食の時間辺りからと、登校時間は遅い。
クラスメイト宅に外泊することが多い。
大人との会話を避けるが、特に家庭での様子を話すこと嫌がる。
部活の先輩やクラスメイトには人気があり、会話ができる。

グループ討議を経て、考察がまとまりました。

・大人との会話は避けているがクラスメイトなどの同世代とは話せる・運動ができる・字も書けている…といったことから、発達障害の疑いは低そう。親との愛着形成に課題がありそうである。

・家庭での寂しさの裏返しで、様々ないたずらをしているのではないか。「私を見て!」というSOSと思われる。あえて「ピエロ」を演じているのではないか。

・親自身が愛情をかけてもらえずに大人になっている可能性が高い。自分が愛情を受けたことがないから、我が子にも愛情をかけられない・かけ方が分からないと思われる。親もAさんを知り合いの保育士に預けるなどの対応策は取っている。なんとかしたいという気持ちはあるので、決して育児放棄ではない。それ故にペアレントトレーニングなど母親への支援が必須。同性同士なので、一緒にウインドウショッピングをしたりファッション雑誌を見たりするなど、他愛ない会話からでいいので、母子の関係性を高めていってほしい。

キャリア教育は大切。将来どういった大人になりたいのか?中学卒業後は進学か?就労か?親子共に具体的なイメージを持つとよい。それが毎日のモチベーションにつながり、努力するきっかけとなる。

・こうした課題を抱えた女子生徒が性非行に走るケースが多い。そうならないために周囲の人々がしっかりと見守っていく必要がある。

教育・福祉・心理・小・中・高・特別支援学校…などなど、様々な角度からAさんについて捉えることができました。こうした討議の中で解決策が見えてくるのです。

多方面の分野から多くの方々が集うトムの会を、もっと活用していただけたらありがたいなと率直な感想も出されました。日々の指導で悩んでいらっしゃる先生に一人でも多く参加していただきたいなと思っています。

またトムの会の今後の活動方針についても話し合われました。このHPをご覧の皆さまも、ご意見ございましたらぜひお聞かせ願います。メールフォームからどうぞ。
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